MuseScoreで三味線・三絃(家庭譜、文化譜)


MuseScore tablature for Shamisen and Sangen



このサイトは、1994年7月24日に開設しましたが、2025年3月で終了致します。
移転先は未定ですが、決まり次第告知します。

2023.7 V4用プラグインを公開しました。(Intel Macでは、文化譜の音符が選択できません。理由が不明です。MuseScoreのバグが原因かもしれません。) 2023.2 昨年12月にMuseScore V4が公開されましたが、バグも多く、プラグインの仕様の変更点が明らかになっていないため、V4では動作しません。V4が安定し、プラグイン関連の情報がえられてから移植する予定です。時期は未定です。
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MuseScore Ver3.3対応のプラグインを公開しました。(プラグインファイルは、下記リンクのMuseScore本家のサイト内のみに置いています。)2019.12.27-2020.1.5
Shakuhachi Notation 尺八
Shinobue Notation 篠笛
Koto Notation 箏/琴
Shamisen Notation 三味線/三絃
Quena(Bolivia) fingrting ケーナ
Jianpu notation 数字譜
MuseScoreのマイナーバージョンアップによって、文字位置がずれる場合があります。問題がありましたらアンケートフォームからお知らせください。
使用方法は、本サイト内の旧バージョンとほぼ同様です。

最近のWindows10では、上記に同封の音符表示用のフォントを「すべてのユーザーに対してインストール」しないと表示されない場合がありますので注意ください。


以下は、旧バージョンについての内容です。

このプラグインは、MuseScore Ver.2専用です。

尺八用、篠笛用、箏用、数字譜用プラグインは、操作が少し増えましたがVer3に対応しました(別ページで公開中)。三味線用は準備中です。
以前の三味線用TAB譜を作成するページは、こちらに移動しました。

尺八・篠笛ケーナ、(二胡等の)数字譜での五線譜の音符の下に各楽器の音符や運指を振るプラグインを公開してきましたが、三味線・三絃版を新たに作成しました。MuseScore
プラグイン本体のプログラムファイルは、 Shamisen_Notation_v1.qml です。これをこのファイル名で保存して、MuseScoreのプラグインフォルダへ入れて下さい。
フォントプログラム中で、"ヒラギノ角ゴシック"(太めの文字)と JapoScoreStaff02.ttf を指定しています。
"ヒラギノ角ゴシック"がインストールされていない場合の動作は確認していませんが、他のフォントに置き換えられると思われます。
JapoScoreフォントは、五線譜から尺八・箏・十七絃・三味線等の縦譜が作成できる高機能ソフト「JapoScore」用のものを作者の佐藤祈采さんから提供していただいたものです。



2019年7月 本プラグインを用いた市販の楽譜が発売されました。
高橋久美子編曲「平調 越天楽」尺八・三味線・箏・十七絃合奏
Crossroads Publishing
五線譜部分は私がMuseScoreとプラグインで、縦譜の部分は佐藤祈菜さんがJapoScoreによって作成協力しました。
ここでは、Ver2用のプラグインを用いました。




ダウンロードとインストール
必要ファイル
Shamisen_Notation_v1.qml
JapoScoreStaff02.ttf

上記の拡張子がqmlのプラグインファイルをMuseScoreで設定されているプラグインフォルダへ入れます。拡張子ttfのフォントファイルを起動しインストールした後に、MuseScore Ver2を起動し直して下さい。
MuseScoreのプラグインメニューからプラグンマネージャーを開き、Shamisen Notationをチェックして下さい。
現れない場合には、プラグインマネージャー内の[プラグインの再読み込み]を試してみてください。
プラグインメニューに内に[Shamisen Notation]が現れます。
インストール法の詳細は、尺八用と同様なので、尺八用プラグインのページを参照下さい。


機能の概要と操作例(プラグインの操作画面)
五線譜を何も選択しないで、または、音符や小節が青い四角形で選択してからプラグインメニューから起動して下さい。
#一つのパートを選択するには、横長の[連続ビュー]にして、ナビゲータを表示しておくと便利です。


調絃の初期値は、六本調子の壱越(D)の平調子(D,G,D)としています。変更が必要な場合には、各絃について変更してください。

家庭譜(地唄譜、一の糸にニンベンの付くタイプ)を選択した場合の音符の出力例は、
(1オクターブ低いト音記号を使用)(ニンベンは、別の文字として書き加えています。)
フォントを太めの "Hiragino Kaku Gothic Std" としてますが、これがインストールされていない場合には代替フォントとなると思われます。(動作未確認)


家庭譜(地唄譜)のJapoScoreフォントを選択し、色を赤にした場合の例は、
(ニンベンも含んだ一つのフォントになっています。)


文化譜を選択した場合の例は、


文化譜の場合には、もう一工夫、空の3線譜パートを下側に作成して、その上に表示するとより分かりやすくなります。(4線譜にして、線の間に表示するのも適当だと思われます.)
ここでは、3線譜の作成にはウクレレTAB譜を用い、譜線3本に変更(最初の小節を右クリックから)し、譜線の間隔を2.25としましたが、他の方法でも可能です。


"TAB"の文字や休符 (右クリックで[選択]→[現在の譜表のすべての類似した要素を選択]等で選択して) は、インスペクタから非表示にすることができます。


プラグイン側では、フォントサイズを8、縦方向移動量を5とすると、3線の上に乗せることができました。色は青と設定。



PDFファイルに出力したり、印刷する時には、線と音符だけとなります。



・五線譜で与えられた音の糸への割り当ては、低音側の糸を優先させています。二の糸、三の糸でハイポジションの"六"などが必要な場合には、文字をダブルクリックして個別に修正下さい。

・スクイやハジキには対応していません。個別に修正して下さい。
・同じ文字で訂正する場合は、一つだけ入力したものをコピーしてから、貼り付けたい音符の頭を選択してからペーストすると楽です。

・MuseScoreのプラグイン言語からは、五線譜上の矢印記号などを読み取る機能が提供されていません。もしこれが可能となれば五線譜上に示した記号から自動的に"ス"や"ハ"と表示するようにできます。


・本プラグインのライセンスは、MuseScoreと同じくGPLですので自由にお使いください。


関連リンク
MuseScoreで三味線のTAB譜
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MuseScore Ver2でMIDIデータから楽譜を作成する手順
MuseScoreの正規マニュアルのタブ譜(英文)
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