How to make Gapminder motion chart

Gapminderの使い方、Google Motion Chartの作り方、Excel, JMP, R, SOCR での作成


GAPMINDERは、 NHK スーパープレゼンテーションの初回放送 ハンス・ロスリング(Hans Rosling)「増え続ける世界人口」2012年4月2日 でも紹介され、注目を集めています。 TEDの講演ページ
2017年2月、ハンス・ロスリング氏が逝去されました。お悔やみ申し上げます。

世界情勢、社会問題等の膨大な統計データを内蔵しており、これらの膨大な数値を5次元で一度に閲覧でき、考察することができます。(5次元は、X軸、Y軸、時間、プロットサイズ、色で表現されています.)
GAPMINDER ここの[GAPMINDER WORLD]で、実際に操作することができます。
また、デスクトップ版をダウンロードしてローカルで使用することもできます。(要Adobe Air)

下記に記載したGapminderは、FLASH版であったため、現在改良された非FLASH版がメインに公開されています。インターフェースはある程度異なりましたが、機能はほぼ同じです。
FLASH版もまだ公開されています。

使用法は簡単ですが、下記に日本語への翻訳版を置きました。

同上 Gapminderの使い方(日本語版)PDF版
同上 Gapminderの使い方(日本語版)MS-Word Doc版


GapminderのDOWNLOADSタブの一番下にある1970年から2000年までの各国における収入分布図は、大変興味深いグラフです。この間に日本は、貧困?、中流、裕福の3つのピークを持つ分布から、尖度の大きい(幅の狭い)正規分布に移行し、貧富の差のない理想的?な社会となったのがわかります。(裕福な層の上昇よりも貧しい層の上昇の方が大きい)この分布の変化は、中国と真逆であり、ブラジルの富裕層と金額的に一致し、旧ソ連と開放前の中国と形状が一致しています。また、この後の10年超で多少広がったと思われる日本の貧富の差がどの程度であるのか?も興味深いところです。ナイジェリアの変化は、悲惨です。
Income Distribution, 2003





これと同様の動くグラフを作成する機能は、Googleをはじめとして、いくつか提供されており、以下に簡単な解説をのせました。いずれもデザインは本家のGapminderに劣るようです。


Google Motion Chartの作り方


グラフの作成法
Gapminder社をGoogle社が買収し、Google DriveのSpread Sheet(MS-Excelに類似) の機能の一つのMotion Graphとして実装されています。
「Google、統計視覚化ソフトを買収」の報道2007年 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0703/19/news028.html
 その他 http://support.google.com/docs/bin/answer.py?hl=ja&answer=99488

使用するには、Googleのアカウントが必要です。

Motion Chart用のGoogle Sheetのデータフォーマットは、下記のとおりです。
1行目は、タイトル.2行目からデータを入力
A列は、独立したプロット点の名称(例:国名)(交換不可)
B列は、時間軸。(例:年)(交換不可)
C列は、X軸となる数値データ(例:一人当たりの収入)(交換可能)
D列は、Y軸となる数値データ(例:平均寿命)(交換可能)
E列は、A列をまとめるカテゴリー等、プロットの色となる(例:大陸)数値データでも良い。(交換可能)
F列は、プロット円の径となる数値(交換可能)
G列以降は、数値/文字データ等(交換して表示される)

D列までが必須です。
行の順番は、順不同。時間の順でなくとも問題ありません。

Google Sheetでの入力例 (ExcelやLibreOffice CalcからのCopy&Paste等も可)


データの準備ができたら、
左上の空欄(Aと1の交わる位置)をクリックして全データを選択
[挿入]→[ガジェット]→[モーショングラフ]
で、下記のMotion Graphが得られます。
操作法は、Gapminderとほぼ同様です。




Excelで Motion Chartを作る


その1
Lloyd's(英ロイズ社.世界的保険市場)では、VBAを使ってExcel上でMothin Chartを実現するファイルを公開しています。
Data Visualisation, Lloyd's

ここで公開されているファイルのRAWDATAシートを入れ替えることによって自分のデータをMotion Chartとすることができます。
INPUTシートは、RAWDATAから自動生成されますので、変更してはいけません。
INTROシートに使用法が解説されています。



データを変更した場合、[CHART]の[Update]を行うこと.
[Play]でスタート、[Esc]でストップ



その2
S Anandさんのブログに掲載
Motion Charts In Excel
Excelのサンプルファイルがあります。


統計ソフトJMPで Motion Chartを作る


JMPでは、Ver.7からモーション・チャートの機能が追加されたようです。
操作が簡単で、プロット点のカテゴライズを加えて6次元データとして表示できます。
Flashファイルに書き出す機能があり、ブラウザ内で(ローカルにも)実行できます。

データの入力例
 地域は、カテゴリーデータ.
 年は、順序データとしています。
 それ以外は、連続データに設定します。


[グラフ]→[バブルプロット]から下図のように[列の選択]から右側にドラッグして設定します。


Mothin Chartが作成され、[実行]で動作します。


得られたグラフは、グラフタイトルの赤▼メニューから[Flash(SWF)形式で保存]を選ぶとHTMLファイルとswfファイルが出力され、ブラウザで動作させることができます。



Rで Motion Chartを作る


オープンソースの統計ソフトRによってモーションチャートを作成することができるようです。(試みていません)
下記参照
GoogleVisGoogle Visualisation API をR で利用する:googleVis-0.2.16 パッケージ入門 関西大商学部 荒木孝治
PDFファイル



SOCRサービスで Motion Chartを作る


SOCR Statistics Online Computational Resource
The goals of the Statistics Online Computational Resource (SOCR) are to design, validate and freely disseminate knowledge.
SOCR Mothin Charts
(試みていません)



Dex: The Data Explorerで Motion Chartを作る


高機能なオープンソースソフトウェアであり、Time Lapse or Motion Charts が作成できるようです。
> Time lapse, or motion charts were inspired by Hans Rosling's Gapminder project and are used to depict complex relationships over time.
Dex: The Data Explorer
Motion charts revisited…
(試みていません)


その他

モーションチャート機能を持った新サイト
Development, Aid and Governance Indicators (DAGI)





Gapminderとは異なりますが、GED VISも大変興味深いデータの可視化例です。(2013.7追加)

GED VIS

Global Economic Dynamics Visualization
ドイツのシンクタンク、ベルテルスマン財団のGEDプロジェクトが作成。世界経済の発展のよりよき理解を目的としています.
円周上に国(や地域)を配置し、貿易、人や資金の動きが、その結ぶ線の太さで表され、容易に理解できるようになっています。

例.5国間(日本、米国、中国、韓国、ロシア)の移住者の関係を表したグラフ
作成法
1)左上のRELATIONSから[Migration]を選択
  茶色は出国側、薄茶は入国側を表しています。
2)右上のCOUNTRIESから5カ国を選択
3)国名の隣の値として人口を、中央上のCOUNTRY INDICATORSから選択
4)グラフ下から2010年を選択
  続けて他の年を選択し、移り変わりを眺めることもできます。
右下から、スライドショーを作成したり、Webページに埋め込んだり、PNG形式の画像ファイルや、CSV形式のデータとしてダウンロードすることができます。



概要を説明したTutorial Video(Youtube)のあるページ http://www.ged-project.de/viz/


日米中韓露OECD間の貿易(2010年)の埋め込み表示を行った例





Twitterのハッシュタグ#datavisにより存在を知りました。
Vissual.lyでの紹介







2012.7 -2013.7  Hiroshi Tachibana, Tokyo Metropolitan University